「もっと自分らしく生きたい」「でも、そもそも"自分らしさ"って何だろう?」そんなふうに迷ったことはありませんか?頑張ってるはずなのに、なんとなく満たされない。うまくいってるように見えても、どこか心が置いてけぼり。実はその感覚、潜在意識の"ズレ"が原因かもしれません。この記事では、NLP心理学のフレームワーク「ニューロ・ロジカル・レベル」を使って、"自分らしさ"を深いところから見つける方法をご紹介します。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FmL9IYoTkXuI%3Fsi%3DCtKXjXYIn-Bxf2V4%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E自分らしく生きるとは?|自分らしさがわからない人の特徴と原因「自分らしく生きる」とは、自分の価値観や本音を大切にしながら、自分の意志で選び、行動することです。人と違ってもいい、常識から外れていてもいい。"私はこれが心地いい"と感じるものを、自分の基準で選んで生きる——それが、自分らしい生き方です。でも現実には、周りの空気を読んで合わせてしまう期待に応えようと頑張りすぎてしまういい人でいたい、嫌われたくないという気持ちが強いこうした理由から、自分らしさがわからない状態に陥ってしまう人も少なくありません。自分らしさがわからない人の特徴では、自分らしさを見失いやすい人には、どんな共通点があるのでしょうか?次のような特徴を持っている方は、無意識のうちに"他人軸"で生きてしまっている可能性があります。なんでも「いいよ」と言ってしまう(NOが言えない)正解を探して迷いやすい他人の評価に振り回されがち自分の気持ちを言葉にするのが苦手「ちゃんとしなきゃ」が口ぐせになっているこれらの特徴は、一見すると「気配りができる」「まじめ」「頑張り屋」といった長所にも見えます。しかし、自分の本音を抑えてばかりいると、次第に「私はどうしたいのか」がわからなくなり、心のエネルギーが枯渇していくんです。どうして「自分らしさ」を見失ってしまうのか?「自分らしく生きたい」と思いながらも、うまくいかない背景には、幼少期の環境や過去の経験が関係していることがあります。たとえば…親や先生の期待に応えようと頑張ってきた「わがまま言っちゃダメ」と育てられた失敗や批判を避けるために、無意識に周りに合わせる癖がついてしまったこうした経験が重なると、「自分を抑える=うまくいく」という思い込みが根づき、気づけば本当の気持ちを感じる力さえ鈍くなってしまいます。あわせて読みたい幸せなのに辛いのはなぜ?心が満たされない5つの原因と不安の解決法自分らしく生きるために必要なのは、意識の構造を知ること自分らしく生きるための最初のステップは、「自分の内側に意識を向けること」です。周りの評価や常識ではなく、「私は本当はどうしたいのか?」「何にワクワクするのか?」そうした心の声に気づくことが、自分らしさを取り戻すきっかけになります。そして、この"心の声"を見つけるには、表面的な思考だけでなく、もっと深いレベル――潜在意識や価値観、セルフイメージなど、無意識に根ざした領域にアプローチすることが欠かせません。そのためには、人間の意識を階層的に整理した「ニューロ・ロジカル・レベル」という考え方を理解することが、とても役立ちます。自分らしく生きるために知っておきたい「ニューロ・ロジカル・レベル」とは?「自分らしく生きたい」と願っても、なぜかうまくいかない。そんなときは、自分の"意識の構造"がどのように成り立っているかを知ることが、とても大きなヒントになります。そこで役立つのが、NLP(神経言語プログラミング)の理論をもとにロバート・ディルツ氏が提唱した「ニューロ・ロジカル・レベル」という考え方です。このモデルは、人間の内面を6つの階層に分けて捉えるもので、私たちがどんな行動を選び、どんな価値観で生きているのかを整理しやすくしてくれます。ニューロ・ロジカル・レベルの6つの階層このモデルでは、以下のように「環境 → 行動 → 能力 → 信念・価値観 → アイデンティティ → スピリチュアル」と、下から上へと意識の深さが高まっていきます。環境自分が置かれている場所や人間関係、状況などの外部要因。行動自分が実際にとっている行動や習慣。能力行動を支えるスキルや知識、経験。信念・価値観物事に対する考え方や「こうあるべき」という内的ルール。アイデンティティ自分が「何者であるか」というセルフイメージ。スピリチュアル(自己超越)人生の使命感や「自分はどんな存在として社会とつながっていたいか」。上位の階層が下位に大きく影響を与えるニューロ・ロジカル・レベルは、ピラミッドのように構造化されたモデルです。上の階層にある「スピリチュアル」や「アイデンティティ」は、下の階層(行動や環境)に強く影響を与えます。たとえば、「私は自由な存在でありたい(アイデンティティ)」と思っている人は、束縛のない働き方(行動)や、それに合った職場(環境)を自然と選ぶようになります。逆に、行動や環境だけを変えようとしても、上位の意識が変わっていなければ、また元のパターンに戻ってしまうことがよくあります。自分らしく生きる鍵は「階層の整合性」にあるこの6つの階層がチグハグだと、どこかで違和感やストレスを感じやすくなります。「なんとなくやりたいことがわからない」「頑張ってるのに満たされない」という状態は、たいていこの階層のどこかがズレているサインです。つまり、自分らしく生きるためには、この6層を一貫した方向に整えていくことが必要なんです。この6層に一貫性があるとき、人は心からの納得感と、生きがいを感じながら行動できます。逆に、行動や環境ばかりを整えても、アイデンティティやスピリチュアルレベルが置き去りになっていると、どこか「これじゃない」「満たされない」という違和感が残ってしまうんです。あわせて読みたい人生の万能ツール|ニューロ・ロジカル・レベルとは?自分らしく生きているつもりだった私が、苦しかった理由今の私だからこそ、あの頃感じていた違和感の正体がはっきりわかります。それは、ニューロ・ロジカル・レベルという視点を知ったからこそ得られた気づきです。私は以前、音楽活動をしていました。周囲からは「好きなことを仕事にしている」と思われていましたし、自分自身もそう思い込もうとしていました。でも、心の奥には、ずっとモヤモヤした違和感が残っていたんです。今振り返ってみると…"スピリチュアルレベル"では「みんなが好きなことをやれる社会を作りたい」"アイデンティティレベル"では「自由に生きる自分でありたい」という理想があった一方で、実際の"行動"は、自分の意志より求められるスタイルを優先してしまっていたその結果、"環境"も事務所所属、スケジュール管理や人間関係に縛られてしまったつまり、上位の意識(スピリチュアル・アイデンティティ・価値観)と、現実の行動や環境がズレていたんです。当時はそのズレに言葉を与えることもできず、ただ「なんか違う」と感じるしかありませんでした。でも今は、ニューロ・ロジカル・レベルで構造的に理解できるからこそ、あの違和感の正体が腑に落ちるんです。ニューロ・ロジカル・レベルを学んだからこそ、今の選択ができた今の私は、コーチングや投資を軸にした働き方をしていますが、これは偶然の選択ではありません。ニューロ・ロジカル・レベルを学び、自分の内面を多層的に理解できたことで、自分にとって自然で無理のないライフスタイルを設計できたんです。"スピリチュアルレベル"では「みんなが好きなことをやれる社会を作りたい」"アイデンティティレベル"では「自由に生きる自分でありたい」という理想があったうえで、実際の"行動"も、自分の意志でテーマを決め、心からやりたいと思えることにエネルギーを注げているその結果、"環境"も自分の裁量で動ける働き方や暮らしを選び、時間や場所に縛られずに活動できているつまり、上位の意識と、現実の行動や環境がしっかり一致しているんです。かつては言葉にできなかった"違和感"が、今では"納得感"に変わりました。だからこそ、「この生き方が自分らしい」と胸を張って言えるんです。「みんなが好きなことをやれる社会を作りたい」(スピリチュアル)「自分は自由な存在だ」(アイデンティティ)「人生は楽しむもの」という価値観(信念)それを体現するスキルと行動(能力・行動)そして、それらを無理なく実現できる自由な働き方(環境)この6層がすべて繋がっている感覚があります。だからこそ、日々の活動に納得感があり、人生そのものに「意味」と「手応え」を感じられるんです。あなたの"なんとなく満たされない"感覚も、意識のズレが生んでいる表面的にはうまくいっているのに、心の中は満たされない。そんなときは、自分の意識の各階層がどれだけ一致しているかを見直してみることが有効です。自分は何を大切にしているのか?今の自分の生き方は、それに沿っているのか?こうした問いを通じて、あなた自身の「自分らしさ」が輪郭を持ち始めていくはずです。自分らしさを見つける方法|生きる目的をスピリチュアルから問い直す12の自己対話自分らしさを明確にし、ブレない「自分軸」を持つためには、まずスピリチュアルレベル(使命・貢献意識)からの逆算で自己理解を深めていくことが大切です。私たちは日々、目の前の予定や人間関係に追われるなかで、そもそも自分は、どんな世界をつくりたいのか?」という根本的な問いを忘れがちです。しかし、この"自分の深いところにある願い"に気づくことで、人生の方向性がクリアになり、目標や行動の一貫性=自分軸が生まれていきます。スピリチュアルから環境まで、12の問いかけで意識を整えるここからは、ニューロ・ロジカル・レベルの階層を意識しながら、下から上へ、そしてまた上から下へと意識を往復させる12の問いかけをご紹介します。最初は目標(未来)から入り、その目標を達成するために必要な環境・行動・能力などを下から整えたうえで、スピリチュアルに立ち返り、「社会とのつながりの中にいる自分」を描いていきます。①目標から現在を見つめる(下から整える)私の目指すゴール、望ましい結果は何だろう?→ 自分が達成したい未来や、手に入れたい状態を書き出す。そのゴールを達成するために、どんな環境が必要だろう?(環境)→ どんな場所・人間関係・暮らしの中で過ごすのが理想か。そのゴールを達成するために、どんな行動が必要だろう?(行動)→ どんなことに日々取り組めば、理想に近づくか。そのゴールを達成するために、どんな能力が必要だろう?(能力)→ どんなスキルや知識、マインドセットを磨く必要があるか。そのゴールを達成するために、どんな信念・価値観が必要だろう?(信念・価値観)→ 自分にとって、何を信じることが大切か。そのゴールを達成するために、どんなセルフイメージが必要だろう?(アイデンティティ)→ 目標を叶える私は、どんな人物として自分を認識しているか。②使命から未来の自分を描く(上から下へ再統合)その自分がいることで、どんなより良い社会が実現しているだろう?(スピリチュアル)→ 自分の存在が、どんな変化・貢献を社会にもたらしているか。その社会とつながっている私は、どんなセルフイメージを持っているだろう?(アイデンティティ)→ 社会とのつながりの中で、自分をどう捉えているか。その社会とつながっている私は、どんな信念・価値観を持っているだろう?(信念・価値観)→ 何を信じて行動しているのか、どんな価値観を大切にしているか。その社会とつながっている私は、どんな能力を持っているだろう?(能力)→ 社会で役立てているスキルや強みは何か。その社会とつながっている私は、どんな行動をしているだろう?(行動)→ どんな日常的なアクションを通じて、人や社会に貢献しているか。その社会とつながっている私は、どんな環境に身を置いているだろう?(環境)→ 自分が力を発揮し、心地よく過ごせる環境とはどんな場所か。実例|Sさんが「自分らしく働く」生き方を選んだプロセスここでは、実際にこのワークを通じて「自分らしく働く」方向へ一歩踏み出した、30代女性・Sさんのプロセスをご紹介します。Sさんは当時、広告系の会社で働いていました。周りからは「バリバリ働いていてすごいね」と言われていましたが、本人の心の中はどこかモヤモヤ。 忙しい日々の中で成果を出し続けながらも、どこか「これが本当にやりたいことなのか?」という違和感を抱えていたといいます。コーチングを通じて、自分の「本当の望み」を探ることにした彼女は、ニューロ・ロジカル・レベルを使って、意識の階層を一つひとつ丁寧に見つめ直していきました。①目標から現在を見つめる(下から整える)私の目指すゴール、望ましい結果は何だろう?→ 自分の心が喜ぶことで、誰かの役に立てたら嬉しい→ 忙しすぎず、丁寧に暮らせる働き方をしたいそのゴールを達成するために、どんな環境が必要だろう?(環境)→ 通勤がない、自宅ベースの仕事→ 自分のペースを守れる静かな生活そのゴールを達成するために、どんな行動が必要だろう?(行動)→ 少しずつ、得意なことを人に届けてみる→ 今の働き方を変える準備を始めるそのゴールを達成するために、どんな能力が必要だろう?(能力)→ 自分の思いや考えを文章にして伝える力→ 一人でもコツコツやっていける継続力そのゴールを達成するために、どんな信念・価値観が必要だろう?(信念・価値観)→ 「もっと楽に生きていい」→ 「ちゃんと私の感覚を信じていい」そのゴールを達成するために、どんなセルフイメージが必要だろう?(アイデンティティ)→ 「私は、ちゃんと"私"として働いてる」→ 「私は、自分の人生をちゃんと選んでる」②使命から未来の自分を描く(上から下へ再統合)その自分がいることで、どんなより良い社会が実現しているだろう?(スピリチュアル)→ 無理せず、心地よく働く人がもっと増える社会→ "ちゃんと自分で選んで生きてる人"があたりまえの世界その社会とつながっている私は、どんなセルフイメージを持っているだろう?(アイデンティティ)→ 「私は、自分にウソをつかずに生きてる」その社会とつながっている私は、どんな信念・価値観を持っているだろう?(信念・価値観)→ 「誰かの正解じゃなく、自分の感覚を信じていい」→ 「がんばりすぎない働き方でも、価値はある」その社会とつながっている私は、どんな能力を持っているだろう?(能力)→ 自分の経験をやさしく言葉にして届ける力→ 一人の時間を活かして、心を整える力その社会とつながっている私は、どんな行動をしているだろう?(行動)→ SNSで感じたことをシェアしながら、やりたい仕事につなげている→ 週に数日はゆっくり休む時間も大切にしているその社会とつながっている私は、どんな環境に身を置いているだろう?(環境)→ 朝の時間をゆったり過ごせる在宅中心の働き方→ 好きな音楽やお茶に囲まれた、自分にとって安心できる空間このように、Sさんは「こうあらねば」ではなく「こうありたい」を軸に、少しずつ現実を整えていきました。その選択は、最初は小さな一歩だったかもしれませんが、今では、自宅を拠点に、自分のペースで文章を書く仕事をしながら、無理のない働き方を実現しています。"自分らしく働く"という感覚を、自分の手で少しずつ取り戻し、いまのSさんは、心地よく、納得感のある毎日を生きているんです。あわせて読みたいバシャールの教えとNLP × コーチングの共通点|現実を変える意識の仕組みこの12ステップで「自分軸の整合性」が生まれるこのワークは、ただ夢や目標を考えるだけでなく、人生の"深い源"からすべての階層をつなげていくプロセスです。上位レベル(使命・セルフイメージ)と、下位レベル(行動・環境)との間に一貫性が生まれることで、ブレない自己軸が構築されるようになります。決断に迷わなくなる外部の評価に振り回されにくくなる自分にとっての「正しい選択」が明確になるそんな変化が、自然と起きていきます。このワークを通じて、あなた自身が「どんな世界で、どんな人として、何を大切に生きていきたいのか」が、はっきりと見えてくるはずです。まとめ「自分らしさがわからない」「自分軸が持てない」——そんなとき、無理に正解を探すよりも、自分の内側にある“本当の声”に耳を傾けてみることが大切です。今回紹介したニューロ・ロジカル・レベルのワークは、表面的な答えではなく、「どう生きたいか」という深い部分にアクセスするための地図のようなもの。過去の思い込みや他人の期待から離れ、"こうありたい"という軸を取り戻すことで、少しずつ自分らしい人生が形づくられていきます。「自分らしさがわからない」の背景には、意識のズレがあるニューロ・ロジカル・レベルは、潜在意識を整理するための構造上位の意識(使命・価値観)と下位の行動が一致すると、生き方に調和が生まれる「こうありたい」から問い直す12のステップが、自分軸を整える鍵になるオススメ関連記事トレーニング不要!他人軸な人生を変える自分軸の作り方カスタマイズ自由!無料テンプレートで人生を見直すバランスホイール実践法