私たちの行動や思考は、無意識のうちに深層意識に影響されています。この深層意識にアプローチすることで、自己成長や目標達成をより効果的に進めることが可能です。この記事では、深層意識に働きかける具体的な方法や、その実践によって得られる効果について詳しく解説します。自分自身の潜在力を最大限に引き出し、より充実した人生を築くためのステップを学びましょう。たとえば、モノの見方ひとつで問題が解決したり、状況が大きく変化するということがありますよね。そんなたったひとつの視点や解釈が、仕事だけでなく、恋愛だけでなく、あらゆる人生の場面に応用できるとしたら、大変便利ですよね。そんな便利な「モノの見方」を教えてくれる万能ツール「ニューロ・ロジカル・レベル」について、お伝えしていきます。ニューロ・ロジカル・レベルとは?ニューロ・ロジカル・レベルは、NLPの基礎となる理論のひとつです。人類学者のグレゴリー・ベイトソンの「ロジカルレベル」を基に発展し体系化されました。ニューロロジカルレベルでは、人間の意識レベルを6階層に分けて分析します。スピリチュアルアイデンティティ信念・価値観能力行動環境コミュニケーションや心理療法におけるアプローチ、ビジネスの分野では個人の自己啓発や人材育成などに活用されます。あわせて読みたいNLP心理学の基礎から応用まで|資格を持つライフコーチがわかりやすく解説ニューロ・ロジカル・レベルを学ぶメリットニューロ・ロジカル・レベルは、人生におけるあらゆる場面での問題解決に役立ちます。特に、こんな悩みを持った方にオススメです。やりたいことがわからない自分を変えたいのに変えられないコミュニケーションの悩み(職場、恋愛など)子どもへのしつけ自己成長人材育成ニューロ・ロジカル・レベルの理論ニューロ・ロジカル・レベルで最も重要なのは、上位の階層ほど下位の階層に影響を与えるということです。これを覚えておくだけでも、あらゆる問題解決の糸口を見つけることができます。ニューロロジカルレベルは、意識レベルが6階層に分けられますが、日常生活で使うぶんには5階層で理解したほうがより理解が早く進みます。なので、ここでは5階層で解説していきます。アイデンティティレベル5階層で一番上のレベルにあるのが、アイデンティティです。アイデンティティとは、「自分は何者であるか?」という自己認識を意味します。このアイデンティティが、下の階層に最も強い影響を持ちます。ひとりの人間にアイデンティティは複数ありますが(私は自由、私は良き母、私はおしゃべりなど)、ここでは例として、アイデンティティが仕事にどう関わってくるかについて見ていきましょう。「私は甘いモノが大好き」というアイデンティティを、ある女性が持っていたとしましょう。このアイデンティティが、下のレベルに影響していきます。信念・価値観レベル上位2番目にくるのが信念・価値観です。信念・価値観とは、「私は何が大切か?」という意識のことです。「私は甘いモノが大好き」というアイデンティティレベルが、この信念・価値観レベルに影響を与えます。「甘いモノは、人を幸せにする」例えば、こんな彼女には価値観が生まれるかもしれません。そして、この価値観がさらに下のレベルに影響を与えます。能力レベル上から3番目にくるのが能力です。能力とは、「どうやってするか?」「どんな能力が必要か?」という意識です。「甘いモノは、人を幸せにする」という信念・価値観レベルが、この能力レベルに影響を与えます。例えば、甘いモノで人を幸せにするために、「ケーキを作れる」ことを能力として求めるかもしれません。そして、この能力がさらに下のレベルに影響を与えます。行動レベル上から4番目にくるのが行動です。行動とは、「何をするか?」の意識です。「ケーキを作れるようになる」という能力レベルが、この行動レベルに影響を与えます。「ケーキ屋さんで修行する」といった行動を考えるかもしれません。そして、この行動がさらに下のレベルに影響します。環境レベル上から5番目、一番下の階層が環境です。環境とは、「どこで?」の意識です。「ケーキ屋さんで修行する」という行動レベルが、環境レベルに影響を与えます。「ケーキ屋さんで修行する」という意識が、「○○というケーキ屋さんで働いている」という現在の環境を作ることになるのです。ニューロ・ロジカル・レベルの統一NLPでは、ニューロ・ロジカル・レベルが一本の軸となり統一されていることが、仕事にやりがいを持たせたり、コミュニケーションを充実させたり、人生に生きがいを感じるのに重要だと考えられています。ニューロ・ロジカル・レベルは、たくさんの分野で応用ができますが、ここでは個人の幸福について焦点をおいて、この理論を詳しくご紹介します。ニューロ・ロジカル・レベルが統一されている例さきほどの彼女の仕事を例にしてみましょう。彼女は今、○○というケーキ屋さん(環境)で働いていますが、ここでケーキ作りの修業ができ(行動)、ケーキを作れるようになり(能力)、甘いモノで人を幸せにできて(信念・価値観)、甘いモノが好きな自分(アイデンティティ)にピッタリ。こんなふうに、すべてのニューロ・ロジカル・レベルが統一されていると、仕事にとてもやりがいを感じます。ニューロ・ロジカル・レベルが統一されていない例ニューロ・ロジカル・レベルが統一されている例では、ケーキ屋さんでケーキ作りの修業ができました。ですが、ケーキ屋さんで働いたからといってケーキの作り方を学べるとは限りません。もし、レジしかさせてもらえなかったらどうなるでしょう?○○というケーキ屋さん(環境)で働いていますが、ここでケーキ作りの修業ができないので(行動)、ケーキを作れるようになれない(能力)。でも、甘いモノで人を幸せにできていて(信念・価値観)、甘いモノが好きな自分(アイデンティティ)にも合ってはいる。この場合は、行動レベルと能力レベルが満たされていません。こういった状態だと、「好きなことしてるはずなのに、何か満たされない」といった違和感が生じます。まとめニューロ・ロジカル・レベルは、上位の階層ほど下位の階層に影響を与える階層は上からアイデンティティ、信念・価値観、能力、行動、環境のレベルに分かれるニューロ・ロジカル・レベルの統一が、人生に幸福をもたらすオススメ関連記事自分軸を作る方法|潜在意識と繋がり心の声を聞くスピリチュアルワーク職場や恋愛で役立つ!話し合いができない人との会話の進め方のコツ