「自分が好きなことを仕事にしたい!」そう思っているけれど、何から始めればいいのか分からない。仕事にする方法もピンとこないし、本当に稼げるのかも不安…。そもそも自分の強みが分からないし、自分にしかできないことなんてあるのかな?好きなことで生きていけたら最高だけど、何をどう仕事にすればいいのか分からないと、なかなか一歩を踏み出せないですよね。それに、「好きなことを仕事にするのって、大変そう…」と感じている人も多いはず。でも、大丈夫。自分らしく好きなことで生きていくには、まず"自分軸"を整えることが大切。この記事では、クライアントHさんとのセッション実例を共有しながら、好きなことを仕事にする前にやっておくべき「自分軸の作り方」を紹介します。好きなことを仕事にするのが辛くなる理由|それは「自分軸」がないから「好きなことを仕事にする」って、憧れますよね。自分の好きなことをしながら生きていけたら、どんなに楽しいだろうって。でも、いざ始めてみると…思ったより大変で、楽しくない収益のことを考えたら、やりたくないことまでしなきゃいけない「これで本当にいいの?」と不安になり、行動できなくなるこんなふうに、好きなことで生きていくつもりが、逆に苦しくなってしまうこともあります。その原因はズバリ、「自分軸」がないこと。自分軸がないまま走り出すと、こんな落とし穴にはまりがちです。1.収益を上げるために、やりたくないことをしなければならない「好きなことで稼ぐぞ!」と決めたものの、思い通りにいかない壁にぶつかることがあります。そんなとき、こんな悩みが出てきます。SNSやブログを頑張っても、なかなかお客さんが増えない「売れるためには〇〇をやらなきゃ」と言われ、やりたくない方法を選んでしまう「お金のためにやるのは違う気がする…」とモヤモヤするこうなると、「好きなことのはずなのに、なんでこんなに頑張らなきゃいけないの?」と辛くなってしまいますよね。自分軸がないと…どんなやり方が自分に合っているのか分からず、周りのやり方に振り回される「これが正解らしいよ!」という他人のやり方に流されてしまう結果として、好きなことを仕事にしているはずなのに、楽しめなくなるもし、自分軸があると…「私はこういうスタイルでやりたい!」と、無理なくできる方法を選べる「このやり方が自分に合っている」と確信を持って進めることができる「お金をいただくこと」に違和感を感じず、自分の価値を信じられる自分軸があると、周りの「こうすべき!」に振り回されることなく、自分に合ったやり方を見つけられるようになります。2.「本当にこれでいいの?」という迷いが消えない好きなことを仕事にしたはずなのに、途中で不安や違和感を感じることがあります。たとえば、こんな壁にぶつかることも少なくありません。なんとなく違う気がするけど、何が違うのか分からない「もっと、自分にしかできないことがあるんじゃないか?」と考えてしまう「好きなことで生きていくには、もっと努力が必要なのか?」と焦るこんなふうに、せっかく好きなことを仕事にしたのに、「そもそも自分がどうしたいのか?」が明確じゃないとモヤモヤしてしまいます。自分軸がないと…「好きなこと」だけではなく、「自分がどうありたいか?」が明確でないため、途中で迷子になる「自分にしかできないこと」が分かっていないので、「これでいいのか?」と常に不安になるその結果、行動が止まったり、違う道に進んでしまったりするもし、自分軸があると…「これが私のやりたいこと!」と確信を持てる「自分にしかできないこと」がはっきりしているから、迷わなくなる他人と比べて焦るのではなく、自分のペースで進められる自分軸があると、「これでいいの?」と迷う時間が減り、「これでいい!」と自信を持って進めるようになります。3.方向性が定まらず、途中で行き詰まる「とりあえずやってみよう!」と勢いで始めたものの、思い通りに進めなくなることがあります。気づけば、こんな思いを抱えてしまうことも。とりあえず始めたけど、結局何が強みなのか分からない「自分のやってることって、他の人と何が違うんだろう?」と悩む「なんとなく続けてるけど、これで合ってるのかな?」と不安になるこれも全部、「自分軸」がないからこそ起こることなんです。自分軸がないと…「自分が本当にやりたいこと」「自分にしかできないこと」が分かっていないので、行き詰まる何を基準に行動すればいいのか分からず、不安や迷いが増えてしまうその結果、モチベーションが下がり、やることが定まらなくなるもし、自分軸があると…自分の強みや価値が明確だから、自信を持って発信できる「私はこういう人に、こういう価値を提供したい!」と明確なビジョンがある迷いなく行動を続けられるから、結果につながりやすくなる自分軸があると、「なんとなくやってみる」ではなく、「自分の強みを活かす」働き方ができるようになります。あわせて読みたい自分軸を持つ方法|価値観の見つけ方ワークで恋愛・仕事を充実させるHさんのケース|「好きなことで生きていく」ために必要だったことHさん(30代女性・会社員)は、「占いを仕事にしたい!」という夢を持っていました。でも、いざ行動しようとすると、こんな悩みが出てきました。どうやって仕事にすればいいのか分からない収益を上げるには、やりたくないこともしなきゃいけない?「私にしかできないことって何?」とモヤモヤしてしまう最初は「好きなことを仕事にするのって大変そう…」と不安を感じていたHさん。そこで、自分にしかできないことを見つけるために、自分軸を整えるセッションを行いました。Hさんが気づいたこと「私が本当にやりたいのは、占いを通じて誰かに寄り添うことだった」「"売れるためにやる"のではなく、私らしく提供する方法がある」「自分の得意なスタイルで占いをすることで、お客さんにも喜んでもらえる」こうして、自分軸がはっきりしたことで、Hさんは好きなことで生きていくことが現実的なものになっていったんです。好きなことで生きていくために、一番大事なのは「自分軸」Hさんが「占いを仕事にしたい」と思いながらも悩んでいたのは、自分軸がはっきりしていなかったから。好きなことで生きていくために、大事なのは「何をするか」よりも「どうありたいか」。「世の中に求められていること」を探すのではなく、「自分が本当にやりたいこと」と「自分の強み」を知ることが大切です。でも、そう言われても…「じゃあ、どうやって自分軸を見つけたらいいの?」そう思いますよね。実際、Hさんも最初は「自分にしかできないことなんてあるのかな?」と感じていました。そんなHさんが、自分軸を見つけるために使ったのが、「ニューロ・ロジカル・レベル」という考え方です。ニューロ・ロジカル・レベルとは?|「自分にしかできないこと」を見つける鍵「自分軸を持つことが大事なのは分かったけれど、じゃあどうやって?」実際、「好きなことを仕事にしたい!」と思っても、どうやって形にすればいいのか分からないことって多いですよね。そこで役立つのが、ニューロ・ロジカル・レベルです。これは、自分の考え方や行動を整理し、「本当にやりたいこと」と「自分にしかできないこと」を明確にするためのフレームワーク。NLP(神経言語プログラミング)の理論のひとつで、「なぜ行動がうまくいかないのか?」「どうすれば自分の望む生き方を実現できるのか?」といった問題を解決するために使われています。ビジネスやコーチングの世界でも活用されていて、頭の中のモヤモヤを整理し、「自分軸」を確立するのにとても効果的なんです。ニューロ・ロジカル・レベルを使うとどうなるの?この方法を使うと、こんな変化が生まれます。「なんとなく好きだからやる」から、「私はこれをやりたい!」に変わる「とりあえず発信する」から、「この人に届けたい!」と明確になる「何をしたらいいか分からない…」から、「こうすればいいんだ!」と道が見えてくるつまり、「やりたいこと × 自分の強み× 社会への貢献」のバランスが取れ、ブレない自分軸が作れるんです。このニューロ・ロジカル・レベルでは、「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「アイデンティティ」「スピリチュアル」 の6つの視点から、自分にしかできないことを整理していきます。では、具体的にどうやって活用すればいいのか?次は、この考え方を実践するための6つのステップを詳しく説明していきます。あわせて読みたい人生の万能ツール|ニューロ・ロジカル・レベルとは?「自分にしかできないこと」を見つける7ステップ|ニューロ・ロジカル・レベルの使い方ニューロ・ロジカル・レベルを使うことで、好きなことや自分にしかできないことを整理し、ブレない自分軸を作ることができます。このフレームワークは、次の6つのレベルで構成されています。環境:「いつ、どこで、誰に向けて、働きたいのか?」行動:「具体的にどんなことをするのか?」能力:「どんなスキルや強みを活かすのか?」信念・価値観:「何を大切にしながら仕事をするのか?」アイデンティティ:「自分はどんな存在でありたいのか?」スピリチュアル(使命):「好きなことを通じて、どんな社会を作りたいのか?」これらをひとつずつ整理していくことで、「好きなことで生きていく」を実現するための軸ができるんです。では、実際に6つのステップを順番に見ていきましょう。1.環境|いつ、どこで、誰に向けて、働きたいのか?まずは、「好きなことをどんな環境で仕事にするのか?」を考えてみます。オンライン or オフライン?どんな場所で働きたい?(自宅、カフェ、オフィス、旅先 etc.)誰に向けてサービスや商品を届けたい?質問例いつ、どこで、誰に対して、○○の仕事をしたいのか?※○○には職業や役割を入れます。HさんのケースHさんも、まずは「どんな環境で好きなことを仕事にしたいのか?」を整理しました。Hさんの場合、次のように考えました。いつ、どこで、誰に向けて、占い師の仕事をしたいんですか?→ 「オンラインで、自分と同じように悩みを抱える人に占いを提供したい。」→ 「具体的には、その時々の人生の課題に向き合っている人に寄り添いたい。」このように、自分の理想の働き方が明確になると、仕事のイメージがはっきりしてきます。2.行動|具体的にどんなことをするのか?次に、「好きなことを仕事にするために、具体的にどんな行動をするのか?」を考えます。どんなサービスを提供する?お客さんとどんなふうに関わる?どのように自分の価値を伝える?(SNS、ブログ、動画 etc.)質問例○○として、どのように働きたいのだろう?※○○には目指したい職業を入れます。Hさんのケース次に、Hさんは「どのように働きたいのか?」を明確にしました。Hさんの場合、こんなふうに考えました。占い師として、どのように働きたいですか?→ 「友達みたいな感じで、気軽に話せる関係を築きたい。」→ 「上下関係がなく、リラックスした雰囲気で接したい。」このように、行動レベルを明確にすることで、具体的に何をすればいいのかが見えてきます。3.能力|どんなスキルや強みを活かすのか?次は、「好きなことを仕事にするために、どんなスキルや強みが必要なのか?」を整理します。今すでに持っているスキルは?さらに磨きたいスキルは?他の人と違う、自分ならではの強みは?質問例その行動をするために、必要な能力は何だろう?※「その行動」とは、2つ目の行動レベルで答えた内容を指します。Hさんのケース「好きなことを仕事にする」ために、どんなスキルを活かせるのか?Hさんは、今持っているスキルや、これから磨きたいスキルを整理しました。その行動をするために、必要な能力は何ですか?→ 「文章能力を向上させること。」→ 「このご縁を大切に思うこと。」→ 「相手を直感的に感じ取る能力。」→ 「自分を好きになってもらうための関係構築スキル。」このように、能力レベルを明確にすることで、自分の強みやさらに手に入れるべきリソースが見えてきます。4.信念・価値観|何を大切にしながら仕事をするのか?ここでは、「好きなことで生きていくうえで、どんな価値観を大切にしたいか?」を考えます。仕事をするうえで、譲れない価値観は?お客さんとの関係で大切にしたいことは?どんな雰囲気で仕事をしたい?(自由、安心感、挑戦 etc.)質問例○○として、大切にしたいことは何だろう?※○○には、これから目指す職業を入れます。HさんのケースHさんは、「仕事をするうえで、どんな価値観を大切にしたいのか?」を深掘りしました。ここで、自分が大切にしたい軸が明確になってきました。占い師として、大切にしたいことは何ですか?→ 「自分にとっても楽な関係を相手と築くこと。」→ 「世の中には多様な価値観の人がいることを受け入れる姿勢。」→ 「そして、自分がオンリーワンの存在であると信じること。」このように、自分の価値観が明確になると、仕事の方向性がぶれにくくなります。5.アイデンティティ|自分はどんな存在でありたいのか?次は、「好きなことを仕事にする自分は、どんな存在でありたいのか?」を言葉にしてみます。一言で自分を表すと?(ヒーラー、ガイド、クリエイター etc.)お客さんにどう思われたい?どんな生き方を体現する人になりたい?質問例○○としての私は、どう在りたいだろうか?※○○には目指す職業を入れます。Hさんのケース次に、Hさんは「自分はどんな存在でありたいのか?」を考えました。ここでは、理想の自分のあり方を一言で表現することを意識しました。占い師としてのあなたは、どう在りたいですか?→ 「空にいて、ふわふわ浮かんでいるような存在。」→ 「そして、まるで魔法使いのような存在。」このように、自分を一言で表現することで、仕事への向き合い方がより明確になります。6.スピリチュアル(使命)|好きなことを通じて、どんな社会を作りたいのか?最後に、「好きなことで生きていくことで、どんな世界を作りたいのか?」を考えます。この仕事を通じて、どんな変化を生み出したい?自分の活動が広がることで、社会にどんな影響がある?最終的にどんな未来を実現したい?質問例○○として、どんな社会にしたいだろう?※○○には、自分が目指す職業を入れます。Hさんのケース最後に、Hさんは「好きなことを仕事にすることで、どんな社会を作りたいのか?」を言葉にしました。ここで、自分の使命がはっきりしてきました。占い師として、どんな社会にしたいですか?→ 「悩んでいる人が、自分の人生に自信を持てる世界を作りたい。」ここで見つけた使命こそが、「自分軸の核」になります。7.すべてのレベルを統一する|自分軸を確立するここまでで、「環境」から「スピリチュアル(使命)」までの6つの視点を整理してきました。最後のステップでは、これらを統一し、一貫性のある「自分軸」を確立するプロセスを行います。スピリチュアルレベルで見つけた答えこそが、あなたの使命です。この使命をしっかりと意識しながら、これまで進めてきたニューロ・ロジカル・レベルを逆にたどり、「好きなことを仕事にするための行動や環境」に結びつけていきます。自分の答えを当てはめて、声に出してみるこれまで整理してきた答えを、次の流れに当てはめてみてください。声に出して言葉にすることで、「自分軸」がよりしっかりと自分の中に定まっていきます。「●●な社会を作るために…」(スピリチュアル)「私は△△な存在で…」(アイデンティティ)「□□という価値観を大切にしていて…」(信念・価値観) 「そのために◇◇のスキルを磨く必要があり…」(能力) 「そうすることで、~な行動をすることができて…」( 行動)「その実現のために、私は○○をしている。」(環境)Hさんのケースここまで整理したHさんは、スピリチュアルレベルで見つけた使命を軸にし、すべてのレベルを統一しました。このプロセスを通じて、ブレない「自分軸」が確立されました。「なんでもありと思える世界を作るために…」(スピリチュアル)「私はまるで魔法使いのような存在で…」(アイデンティティ)「オンリーワンで、世の中の人々の多様な価値観を受け入れることを大切にしていて…」(信念・価値観)「そのために文章力を上げ、ご縁を大切に思う必要があり…」(能力) 「そうすることで、上下関係のない気楽な雰囲気を築き…」(行動)「その実現のために、私は占い師としてオンラインで活動している。」(環境)このように、スピリチュアルレベルで見つけた使命を軸にすべてのレベルを整理することで、好きなことで生きていくことが、より具体的で実践的なものになります。すべてのレベルが統一されると、自分の使命を実現するために必要な行動やスキルが明確になり、迷いのない自分軸が完成します。さらに、使命を中心に据えることで、学ぶことややるべきことも自然と決まり、ブレることのない行動を続けられるようになります。セッション後のHさんの変化|「自分にしかできないこと」に気づいた瞬間コーチングセッションを終えたHさんから、こんなフィードバックをいただきました。Hさんは、占い師として現実的な解決、現実的にできることをアドバイスとして提供したいと考えていましたが、スピリチュアルな占いの世界でこの「現実的」というワードにどこか引っかかりがあったそうです。ですが、ニューロ・ロジカル・レベルを統一することで、次のような変化が起きたようです。現実的というキーワードが悪い意味だと思ってたけど、良い意味として捉えられるようになりました。むしろ、これがオンリーワンの「自分にしかできないこと」だと思いました!「なんでもありと思える」「みんなが、この地球を自分のものと思える」社会を使命としている占い師さんだったら、お客さんにとってとても意義ある占いをしてくれそうですね。今後のご活躍が楽しみです。※クライアントさんには、事前にセッション内容をブログに掲載することの許可をいただいていますまとめ「好きなことを仕事にしたい」と思ったとき、ぶつかる壁や悩みの多くは自分軸がないことが原因です。ただ好きなことをやるだけではなく、「どうありたいか」「何を大切にするか」を明確にすることで、好きなことを仕事にしながら充実した働き方を実現できます。好きなことを仕事にすると辛くなるのは、自分軸がないから「やりたいこと × 自分の強み × 社会への貢献(使命)」を明確にすると、迷いがなくなるニューロ・ロジカル・レベルの6つの視点を整理することで、自分軸ができるスピリチュアルレベル(使命)を基準に、すべてのレベルを統一するとブレない働き方ができるオススメ関連記事自分軸を作る方法|潜在意識と繋がり心の声を聞くスピリチュアルワーク人生の選択に迷ったら第三の選択肢を探せ!納得の決断法